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暦によると、 昨日5月6日は「 立夏 」。 二十四節気のひとつで、 太陽の黄経が45度の時 夏の気配が感じられる頃・・・なんだそうです。 昨日の日差しなどは まさしく初夏、 汗ばむほどの陽気でした。 せっかくのGW, 天候に恵まれず 最終日だけが晴天でした。 みなさんのところは いかがでした? 山種美術館へ寄った帰り道、千鳥が淵をぶらつきました。 今年 山種美術館は、 今の三番町から広尾へ移転するそうで そうなると この道も もうあまり歩くことがなくなるかなー、と思いながら。 でも、今の場所はアクセスもあまり良くないし 天井が低く 絵の展示には 少々ムリを感じていたので 移転と聞いて、ほっとしました。 お濠では、まだ菜の花が頑張って咲いていましたよ。 たまっていた本も読もうと思っていたのですが、それも消化しきれず、 一体 このお休みに何をしていたのか? と振り返ってみても あるぇ~?・・・というカンジ 小説は 2冊しか・・・。 サラ・ウォーターズ著 「 夜愁 」 上・下巻 ( 創元推理文庫 ) 蓮見 圭一著 「 水曜日の朝、午前三時 」 ( 新潮文庫 ) です。 エッセイは1冊で、 児玉 清著 「 負けるのは美しく 」 ( 集英社文庫 )。 サラ・ウォーターズは、 正直言って 読みすすむのに少々努力が必要でした。 前作、「 荊の城 」 では ヴィクトリア朝時代が舞台ということもあって、 絢爛な世界とは なじみのない私にとって最初からつかみにくい空気ではあったのですが、 それよりも そこはかとなく漂うビアンな雰囲気に、 「 ・・・で、 それでどうなの? もう ハッキリしてくれよーっ 」 ・・・と、 消化不良を起こしてしまいそうでした。 ははは しかし、この 「 夜愁 」では 正面からリアルに表現されていて 登場人物の体温まで すぐそこに感じるようで、 途中 息苦しさを覚えるほどでした。 ラストの、 出会いの場面が 印象に残りました。 耳に音楽が流れ、 頭の中を色彩が流れる、 ・・・出会いは いつもロマンスですねー。あれ? ちょっとズレちゃった。 でもこれはもう、ミステリーではないんですね。 あとの2冊は、ビアンものではありません。 が、「 水曜日の朝、午前三時 」は、読了後、久々に作品との出会いの幸福を感じました。 この幸せな 瞬間があるから、 だから 読書はやめられない。 ・・・私にとっては そんな作品でした。 また、 「 負けるのは美しく 」、 愛娘を失った児玉清さんの 慟哭、 とても涙を禁じ得ません。 たまった新聞の整理をしていて、 記事を見ながら 何ともいえない複雑な気分にもなりました。 中国の事は ムカつくので とりあえず横へ置いておいて、 目についた 痛いニュースを いくつか・・・ 「 船場吉兆、 客の食べ残しを 使い回し 」 ( 5月2日 産経 ) 「 寒いのにアホ、 オープンカーの親子が憤慨。 言った高校生2人を 拉致、監禁 」 ( 3日 読売 ) 「 若い男から110番、 出てみれば ゴキブリが気持ち悪い 」 ( 3日 産経 ) ・・・・・GW, いろいろあったんですね (^_^;)・・・・・。 みなさんは、 充実した楽しい休日をお過ごしでした?