今年も残すところあと1日。
きっと皆さんお忙しくお過ごしでしょう。
こんな時に私は一体何をしているのか・・・。
それは 年賀状書き~~!
まだ終わんないよ~!
あぁ~、もっと早くとりかかるべきだった~と、毎年思ってんの。
懲りない自分がイヤになります。はい。
先日、お正月休みの間に読みたいと思っていた本を探しに書店へ行きました。
で、やたらと目についたのが 「 泣ける△◇・・・ 」というフレーズ。
以前から、なんとなーく違和感を感じて気障りではあったのですが、
その書店では、手書きの、本の紹介が そればっかり。
「 泣けるコーナー 」までありました。
ヘンなの。
お正月からそんなに泣きたいのかよー!と思いつつ、
過去に自分が大泣きした作品を思い出してみたりして。
子供の頃に読み、今でも何かの拍子に思い出し、
その都度本気で泣いてしまうのは、シートン動物記の中の 「 狼王ロボ 」。
あぅぅ~、 今もウルウル~
ワイフ、ビアンカの遺体を取り戻すため、
四方八方から自分を銃が狙っている事を承知の上で、白昼堂々と現れるロボ。
情愛深く、命よりも誇りを重んじる彼。
童話などで、狼は悪者と刷り込まれているけれど、それは間違い。
狼はとても頭脳的で、かつ情愛深い生き物なのに。
伊藤左千夫の「 野菊の墓 」、ゴールズワージ「 林檎の樹 」に「 忠臣蔵 」。
映画では、山田洋二監督、松坂慶子主演の「 椿姫 」。
彼女の美貌が先に目についてしまうからか、
演技を評価する声がかすんでしまうけれど、ホントにいい女優さんだと思う。
雪の中、待ち合わせの場所へ向かう場面は夢のように美しい。
そして 松本清張原作、加藤剛主演の 「 砂の器 」。
・・・これは泣いてぐちゃぐちゃになっちゃって、ハズくって映画館から出られなくなり、
入れ替えがなかったため 何度も繰り返し観るハメに・・・。
あの劇中の「 宿命 」という曲がふと頭の中を流れると、
もう条件反射でナミダ~!・・・という体質になってしまいました。
あとは、ロバート・テーラーとヴィヴィアン・リーの 「 哀愁 」に「 ドラえもん 」。
漫画では萩尾望都さんの 「 訪問者 」。
・・・これはもう、突き抜けている。 一体何年構想をあたためてこられたのだろう。
私にとっては宝石のような作品。
「 神様に許される家の子供になりたかった 」
・・・このオスカーの言葉は・・・!(涙目)
ざーっと思い浮かんだ作品をあげてみたけれど、「 もう疲れたよ、パトラッシュ・・・。」
え、 ビアン物がまるでない?
・・・そうでした。 これはビアンブログでした。
ビアン物をあまり観ていないのかもしれませんが、とりあえず私はビアンです。
「 Lの世界 」もろくに見てはいないので、大きなことは言えませんが、
私のイチオシ ビアン映画は (泣けるものではないけれど)、「 制服の処女 」でーす。
1931年のドイツ&フランス映画。
もちろんモノクロの かつかつトーキー。
あ、 ふざけてんのか!って怒られちゃいそうですねー。
( 実はそうかもしれません、笑 )
女学校物の金字塔とか言われてますが、
それだけでなく、時代や政治と絡んでいて結構奥深い。
教師役ドロテア・ウイークの語る目と、「 マヌエラ 」と少女を呼ぶ声に萌えました。
あの髪をほどきたい。
なのに、うんもー、ストイックなんだからーって思うんだけど、それがいいのかもね。
今年はあなたにとってどんな1年でした?
私はおかげさまでブログを始めて結構楽しい年になりました。
お付き合いくださった方、どうも1年ありがとうございました。
また来年も どうぞよろしくお願いいたします。
思わず不安になってしまうような文字が新聞紙面に踊っていますが、
来る年が良き年でありますようにと祈りつつ・・・
どうぞよいお年をお迎えください。